2021年11月6日
今日は、バスで大原まで行き、そこから仰木峠まで登り、横川を廻って、坂本まで下り、湖西線で京都まで戻ってきました。
朝6時半にマンションを出て、帰って来たのが午後6時半の12時間コースでした。
まずは、三千院の入り口で、紅葉を写真(スマホ)に収めて出発。
大原の風景です。青空と緑の山、収穫が終わった畑、絵の趣味があれば、スケッチしたいところと思います。
このルートは東海自然歩道ですので、歩きやすい道です。ここを一人、仕事も家族も忘れて黙々と歩く、心が落ち着きます。
横川で撮った紅葉です。ここまでは順調でした。
ここから、坂本まで行く人は稀で、途中で道に迷い、散々な目に会ってしまいました。
途中までは、林道があり、そこを一人黙々と歩いて行ったのですが、なんと、突然林道が終わり(車がUターンできるように終端は少し広く丸くなっています)、その後の道が見当たりません。このまま戻ればいいのですが、「せっかくここまで来たのだから」と安易な気持ちが、よく新聞の記事になる「高齢男性 山で遭難」に繋がるのがよくわかります。
地図も見ず、こっちかなと甘い気持ちで山を降りだしたら、植林された杉が伐採された箇所に入りましたが、道が見当たりません。そしたらチェーンソーの音がしたので、そちらに向かって下り出しました。
しばらく行くとチェーンソーの音は止み(たぶん休憩)、一人山の中に取り残されたままとなりました。「こりゃヤバイ。新聞沙汰だ!」と思いましたが、「まだ2時だから、電話をすれば助けてもらえる。じゃ息子に電話して・・いやいや神奈川にいる息子に電話しても、どうせ警察に電話するだけだ。」と思って、さてさてどうしようと思った矢先に、またチェーンソーの音が聞こえたのでそちらに夢中で向かいました。
そしたら、崖のようなところに出て、万事休止!
このままここを降りるのかと、足がすくんでしまいました。
しかし、そのとき50年前の光景が浮かびました。それは3年4組のいつものメンバーで観音様のある高崎山の裏側に化石を採りに行ったときです。
調子よく山を登って行ったのはよかったのですが、いざ下ろうとしたら、えらい急で、運動神経のよい者はひょいひょいと降りて行けましたが、私なんぞはそんなことはできず、恐る恐る尻もちついたまま、ずるずると降りるが精いっぱいでした。まさに今回も同じです。
ここは歩くをやめて、滑り台で降りようと決心しました。そしたら、落ち葉の布団が敷き詰めてある滑り台の感覚です。ふんわかズルズルの繰り返しでどうにか谷底まで下りてこられました。そして、そこには川が流れていたのです。そして川の反対側にはジープが通れる道がありました。助かった!と叫びたくなる心境でした。
その川に沿ってジープ道をただひたすら歩いてようやく案内看板を見つけました。小さな案内看板でしたが、これ見て自分がいるところがどこか、ようやくわかりました。
そこには衣掛岩があったのですが、それを真近に見るのは写真の怖い橋を渡るしかなく、度胸と体力のない私には渡る勇気はもうありませんでした。
坂本まで歩き通し、最後に入口に見事な紅葉があった日吉大社にお参りして、最後の最後にJR比叡山坂本駅まで歩いて行き、最後の階段を上って湖西線に乗って帰ってきた次第です。
私のプチアドベンチャーの一日は終わりました。万歩計は4万歩を超えていました。
月曜日、足が痛かったこと。階段の上り下りは大変つらかったです。
2021年11月13日(土)
今回は、ある理由で2個所の門跡寺院を廻りました。最初に訪れたのは写真の毘沙門堂門跡です。
仏教界に無知な私は、門跡の石碑を見て、「おおそうか、昔はここに大きな山門でもあったのか」と思っていました。
ところが、境内に入りお坊さんの説明を聞いて、門跡とは、「もんぜき」、もしくは、「もんせき」と読み、皇族・公家が住職を務める由緒ある寺院のことだそうです。それじゃ石碑も立つはずです。
最初は写真の毘沙門堂門跡です。この寺院は、京都市の東、山科にあります。簡素な(高級)住宅街の奥にあります。
大きな提灯が参拝者を迎えてくれます。仁王門です。
中にはきれいな庭がありました。晩翠園と呼ばれます。
堂内では、結婚式を挙げた新郎新婦の写真撮影が行われていました。めでたし!
2021年11月14日(日)
次は、聖護院門跡に行きました。このお寺は修験道の総本山です。
ここは京都に大火災があったときには仮御所になったほどで、この宸殿は豪勢かつ神聖な作りです。
この宸殿の前の庭で、毎年6月7日に高祖役行者(えんのぎょうじゃ)の法要(盛大に火を焚く)を行うそうで、参拝自由だそうです。
興味がわきます。
また宸殿の中には、門主が謁見する上段の間があります。訪問者は最初、写真手前の控えの間で待たされます。
近こう寄れの時(めったになかったそうですが)この写真の上段之間の手前の謁見の間まで行けたそうです。
上段之間の床間の絵が豪華ですよね。
私が一番感銘を受けたのは、この控えの間と謁見の間の天井にある欄間です。最初から鼠が通る穴(その名も鼠穴)を設けてあることです。
写真をご覧になれば、中央の下側に穴が二つ開いているのがお判りになると思います。
変なところを齧じられるより、最初から「ここ通れ」で開けてあるそうです。
ハート型の穴から顔を出した鼠は案外可愛いかったかもしれませんね。負(マイナス)を正(プラス)に転化する巧みを感じます。
最後に、話も場所が変わりますが、京都駅の南にある東寺の五重塔です。京都駅の新幹線ホームから見える塔です。
今、この写真見たらフィレンツェの塔を思い出しました。人間高いところが好きなんですね。
以上 京都の東の外れの山科区と、左京区と、南区を廻ってきました。この3か所の脈絡は次回のお楽しみで。
2021年11月27日
今回の土日は、文科系と体育系の両方に臨みました。
土曜日午前中は京都の北西方向の嵐山に、午後は南西方向の東福寺に行って来ました。
写真は嵐山の渡月橋に架かる虹の橋です。
この写真は嵐山から歩いて10分くらいの宝筐院(ほうきょういん)の本堂の畳座敷です。
丁度誰もいなくなったところをパチリです。
ここから畳に座り込んで眺めた紅葉です。極楽浄土一歩手前の心境です。
東福寺は紅葉で有名で、たくさんの人が来ていました。コロナ禍の前はもっとすごかっただろうなと感じました。
2021年11月28日
日曜日は、ママチャリでサイクリングに挑戦しました。
桂川沿いにサイクリングロードが整備されています。
ママチャリは、会社の同じ部署の女性社員から、京都にいる間借りているものです。
途中面白い橋がありました。上が自動車で下が徒歩・自転車・原付専用です。
羽束師橋といいます。でもこの橋の名前読めないでしょう。でもはずかしくありません。
「はづかし」なんて、関東の人には読めないと思います。
今日の目的地、さくらであい館まで来ました。何が出会うか?それは、来津川、宇治川、桂川川
が出会って淀川になるからです。
桜の名所らしいです。春にまた来ようかなと思います。
帰りも自転車ですいすい。途中サイクリング沿いに黒板看板を発見。
ついつい寄ってしまいました。
ここのオーナーはチャリンコ党でした。
証拠はこの漫画「弱虫ペダル」全巻
「え!それなに?その漫画」 という方は、ぜひこの喫茶店「cafe Morning・Glory]に通い詰めて、お読みください。
京阪電車の淀駅から徒歩で約20分かかります。
山登りのサイクリングとは違い、川沿いのサイクリングはキツクないことが分かりました。
今回は20Kmの往復でしたが6時間程度で走行できました。
京都府内のサイクリングロードがこの写真です。今回走ったのは全体の40%程度です。
実は、この道、大阪を越えて和歌山までつながっています。
全長180Km! なんとか、180Kmをこのママチャリで制覇したいものです。
充実の2日間でした。そして月曜日には長谷川くんが京都まで訪ねてくれました。その報告は「写真」コーナーで。